内臓テクニックのセミナーに参加してきました!!

先日、長谷澄夫先生の内臓テクニックの1dayセミナーに参加してきました。
今回も前2回同様に、とても楽しかったのですが、
会場は、数十名(たぶん60名前後かもっと・・)の”熱気のるつぼ”と化し、サウナ状態!!
わたしも汗がだらだらと出てきて、セーターを脱ぐ始末。

鍼灸の五臓六腑とはかなり趣の異なるコンタクトポイントですが、ここは、従来の方にあてはめないことが流儀。
逆にそのことが、これから自分の臨床に新たなる視点とヒントを与えられて、むしろ嬉しくてうきうきします。

それから、内臓の位置を正しい場所へ戻すという発想は、鍼灸、ことに伝統的鍼灸にはないので、
このこともどんどん臨床実践を通して、己の”カムヤハトはりの道”を切り拓いてゆきたく思います。

以前も少し、触れたことがあるかもしれませんが、
2年前にそれまで所属していた、鍼灸の研究会の理事を退いて、
あらたに自由な発想から、様々な整体の考え方を取り込んでゆこうと思いました。

身体の骨格の歪と、内臓の状態との関係、そして様々な症状や病の発症との関係の解析、そして治療への道を
従来の枠組みとは別の視点で、模索したかったからです。

伝統的鍼灸は、骨格の評価というものに今ひとつ長けておりません。
前提として、黄帝内経という医経には、上工は、未だ病に至らないものを治し、病んでしまった体をつぶさに治療してゆくのは、
”下工(やぶ医者)”だとされていることが影響しているのかもしれません(それでも60%の患者を治すのですが・・)。

確かに名人クラスになると、長年の臨床経験で培った”勘”と”ノウハウ”で、
癌などの難病も脈診とわずかの望診によって、数分で治療してゆく先生方も過去にはおられましたが、
皆がそこまでたどり着けるわけではありませんし、ましてやそこにゆくまでには、かなりの時間を要するわけです。

それから一方、患者さん側も、現代人のほとんどは、生まれてから、あるいは母体の段階から、どんどん文明社会の洗礼によって、身体を歪ませています。
何も、食べ物や住環境だけでなく、歩き方、立ち方、座り方ひとつにしても影響します・・

それに立ち向かってゆくには、鍼灸も、新しい視点を取り込んでゆくスタイルがひとつはあってもいいと思うのです。
今回セミナーに参加して、前回のクラニアルテクニックと、内臓テクニックを通して大きな示唆、ヒントを頂きました。
内臓テクニックは、クラニアルテクニックとも相関性があります。むしろそう考えてゆかないとそれぞれのもてるものの意味が半減します。

始めたばかりの、わたしの現段階の感触とイメージでは、むしろクラニアルで腹部がとても柔らかくなり、内臓テクニックが背中の状態をやわらかくするので、
クラニアルがダイレクトに内臓を改善方向へシフトさせ、内臓テクニックは、内臓の状態の改善によって、骨格を正しくさせてゆくのに非常有効であるイメージを持っています。

ただ大事なことは、漫然と一連のテクニックの内容をやることではなく、
臨床実践の中で自分の持てるものすべてで仮説をたて、治療を実践し、そしてその検証を通して、己のものにしてゆくことです。

自分で仮説をたてて臨床実践し、そして検証し、また臨床の糧にするこの流れこそが、
治療家としての実力(治療することだけではない)を高めてゆくということをいつも、強調されています。
その背景に、治療家としての哲学が要求されます。

ブログ初出:2015年3月13日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加