肝臓がんの方が当院の治療、頑張って来られています。

78歳の男性ですが、一年前に15センチの原発性の肝臓がんの摘出手術を受けられました。
手術は成功しましたが、また、再発され、動脈塞栓術を昨年2回受けられたのですが、2回目も数値が上がってきていました。

手術や、塞栓術をしてもすぐに再発してくるのは、血糖値が非常に高く、Hba1cが、10ぐらいあり、
がんの餌である、糖分が絶えず、血流にのって供給されてしまうからだと思います。

なので、治療上の戦略として、前にご報告しました乳がんの患者さんと同じように、

白血球を活性化(増加と遊走性をあげる)させる鍼とお灸で自然治癒力を高めつつ、
同時に、

今回は、高血糖への対処が必要となります。

 

あまり知られていない事実ですが、鍼灸は、糖尿に対しても効果が認められています。
これは、WHOが、代謝内分泌疾患の中の適応疾患のひとつとして挙げています。

(ご参照→ https://www.harikyu.or.jp/general/effect.html)

現に、当院も過去に糖尿の方が来られましたが、通常の病院の投薬治療に併用されると、
患者さん、曰く、通常の倍ぐらい速度で下がるとのことでした。

 

この肝臓がんの患者ですが、当院へは、12月の下旬に当院に来られて
継続加療されています。

徐々に顔色に血の気が戻られつつありますが、
わたしたちは、漢方医学的脈診でまず、”胃の氣”という生命力の判断で、鍼灸治療の成否が
大切になってきます。

つまり西洋医学の脈診の、早い遅い、バイタルの有る無しだけではなく、
脈状、すなわち脈の打ち方の形状、脈の中にある氣の力を診てゆく力量が問われます。

しかも、東洋医学の一般的な診察方法の中で、脈診が一番早く変化に出ます。

(患者さんの氣の流れの変化を治療家自身が五感や第六感で感じるものは、この限りではありません)

 

東洋医学の根本には、氣、血、水の流れを如何に正常にするかという命題があります。

症状が出る前に、これらがまず滞ります。

これらの中で、一番変化が速いのが氣(量子、人体の電磁気的なエネルギー)です。

氣は電磁気的なエネルギーの性質ですから、

血やリンパなど体液(電子と水分の関係)と一番よく動いてゆきます。

治療家や武術家は、氣のエネルギーを操作することで、流れの作用を起こします。

 

なので、漢方医学の脈診は、五臓六腑における氣、血、水の変化を診る技術です。

その人の身体の中で起こっていることが正直に表れるのです。
過去のわたしのブログの中にも、どういう意味かということを数回にわたり記載いたしましたが、

今後、この方の回復に合わせて、随時、報告させていただきます。